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Turntables

音楽を再生する媒体として、レコードは無比の存在であり続けています。その豊かで繊細なポテンシャルを表現するために、ターンテーブルは最低限でもプラッターのスピードと構成部品内のエネルギー伝達を高いレベルでコントロールできなければなりません。ノイズの発生は因果応報で、無音のバックグラウンドから現れる妥協のない信号です。

Spiral Grooveには2つのモデルのターンテーブルがあり、それぞれが私たちの名前を名乗る上でなくてはならない同じレベルのインスピレーションと精密さを示しています。事実、この2つのターンテーブルは多くの同一部品を共有しており、類似する部分のほうが異なる部分よりもはるかに多く存在します。設計コンセプトが等しい当社のターンテーブルは、ノイズ抑制の一部を質量分離の概念に頼っています。ステンレスとアルミニウムを使用することで、私たちのターンテーブルには重さと硬さが与えられており、基準を超える振動に対する効果的な第一線の防御を実現します。しかし、質量だけではノイズをなくすことはできません。私たちが選んだ金属はエネルギーを予測可能な形で蓄積、解放しますが、慎重に選ばれたプロファイルを持つ異なる材質のバランスがそのエネルギーを効果的に消散させます。実績ある制振材で隔てられた異なる厚みのアルミニウムを重ね合わせることで、私たちは非常に密度の高い、固く静かなプラットフォームを作り出しています。隔離されたアルミニウム層それぞれが、プラットフォームアッセンブリー全体を強固にする役割を持ち、隣接層を減衰させ、モーター層、ベアリング層、アームボード層等、ターンテーブルの機能面と独自に作用しています。このプラットフォーム設計は、ターンテーブルSG2.1JおよびSG1.1J両方の基礎として機能しており、2つのモデルは同じコンセプトと材料を使い、追求の度合いを変えています。

機械的な隔離は、付加的な制御の方法に役立ちます。モーター、トーンアーム、プラッターは、2つのテーブルのプラットフォームにおける別々の層に存在します。これは、あるメカニズムで発生するノイズが別の部分に影響することを防ぐ計画的な分離です。この、剛性、整合性、隔離の戦略的提携が、現在のマーケットにおけるもっとも静かでもっとも反応性の高いターンテーブルの基礎を成しています。

ターンテーブルのプラッターは、ゴムとレコードが接する場所であり、その設計が極めて重要です。Spiral Grooveのプラッターはベアリングの支点でベルトによって駆動され、揺動やベアリングの振動を排除しています。厚いフェノール層がプラッターの大部分を形成し、それに添ってビニールとグラファイトの2つの薄い層があります。他のほとんどのターンテーブルとは異なり、私たちのテーブルのスピンドルとベアリングは分離されていながら、精密に位置が調整されています。この2つの重要部品の接続を分断することにより、両者間のエネルギー伝達を劇的に減少させ、私たちのテーブルのノイズフロアをさらに低減しつつ、イメージの比類なき深みと特異性を確保します。事実、スピンドルが連動する唯一の材質が、エネルギーを消散する上部層のグラファイトです。ステンレスまたはアルマイト加工アルミニウム製(モデルによる)のねじ込み式レコードクランプは、スピンドルの小さく柔軟なOリングとの組み合わせでレコードをグラファイトに保持し、針の作動面を完全にフラットにします。さらに、これによってレコードはプラッターのグラファイト面と密接します。私たちのプラッターのグラファイト面は、溝の中で針によって作られたエネルギーを効果的に消散させ、他のすべてのターンテーブルに共通して見られる「スタイラストーク」をほぼなくします。なぜこれが重要なのか、針がレコードにあるものを再生している音が聞こえる場合、残念なことにカートリッジにも聞こえるからです。概略的な例として、レコードで聞こえる「パチッ」または「ポン」という音を思い浮かべてください。針は、溝の中で異物片と遭遇すると、レコードに溝があったかのように反応し、針が異物を通過するときに、あなたには「パチッ」または「ポン」という音が聞こえます。しかし、この異物片との遭遇に対しては、反映されたエネルギーとしてプラッターによって生み出される、即時の大きな反応もあります。異物片との遭遇は非常に短い時間であり、その反映は直近になるため、結果的に「パチッ」または「ポン」という音は2つの音として聞こえるのではなく、実際よりも大きく長い音として聞こえます。このことがお持ちのすべての音楽で同じように起こるのです。プラッターが効率的にエネルギーを消散させることができ、反映された信号が針に届かないようにすることができれば、レコードはかなり静かに、そして音楽はかなり明瞭になるということは、科学者でなくても理解できるでしょう。Spiral Grooveのターンテーブルでレコードを再生すると、人々はいつもレコード表面が静かであることに驚嘆します。これは、数多くの理由がある中で、もっとも素晴らしいことのひとつです。

Spiral Grooveのターンテーブルは、AC12Vのシンクロナスモーターを採用しており、その電源は別体のコントローラーから供給されます。私たちの電源コントローラーは、家庭用AC電流をDCに変換し、そのDC電流から周波数と位相を調整できる独自の正弦波を作り出しています。ターンテーブルが動き始めるときは、モーターが最大トルクで作動し、プラッターの回転を起動する19秒間のプロセスにわたって周波数が上昇します。プラッターの回転が規定速度に到達すると、モーターへの供給電流は減らされ、モーターはより静かに、より円滑に作動します。プラッター回転速度の上昇中は、ターンテーブルのスピードインジケーターLEDが周期的に点滅し、プラッターが最大速度に到達すると、その回転速度、33または45のインジケーターが点灯します。回転速度は、ターンテーブルボディ上で各インジケーターの真上にある18ターンポットを使って10%調整することができます。

最後に、私たちのターンテーブルの非常に重要な側面として、使いやすさがあります。SG2.1JもしくはSG1.1Jの設計どおりの性能を引き出すために、調整、較正、ツイークは不要です。テーブルを水平に置き、正確を期して回転速度をチェックしたら、それ以上のテーブルのセットアップは必要ありません。また、そのセットアップされた状態を永久に維持し、時間が経過した後でさらなる調整が必要になることもありません。テーブルに気を遣うことなく、トーンアームとカートリッジのセットアップだけに集中することができます。まさに、「set and forget(一度設定すればその後の手間は不要)」のターンテーブルです。

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